準中型の必要性とは?

平成29年3月より新設された準中型免許。それによって何が変わったのでしょうか。影響があるのはどんな場合でしょうか。ここではそのことについてお話します。改定前は普通免許で車両総重量が5トン未満の自動車が運転できましたが、改定後は普通免許で車両総重量が3.5トン未満までしか運転できなくなります。

それなら、改定後の普通免許でも2トン車は運転できるのかというと、そうではありません。なぜなら、一般に2トン車と呼ばれている「2トン」とは、車両総重量ではなく最大積載量だからです。

実際には、最大積載量が2トンとされているトラックの中には車両総重量が5トンのものがあります。2トントラックが運転できるかどうかは、運送業に関わる人にとっては大きなポイントになります。これから免許の取得を考えている人で、運送業に付きたいと思っているなら、今回の改定は大きな影響があります。

2トントラックが運転できる準中型免許は18歳から取得が可能。準中型免許を取得すれば、改定前の普通免許の範囲を超え、車両総重量7.5トンまでの自動車を運転できます。トラックの運転を考えている方で、初めて免許を取る場合、普通免許ではなく準中型免許を取った方がいいでしょう。

『準中型運転免許とは?』